しあわせマックス!ブランディングユニット「wrife」の活動を発信していきます。

SDGs 02 ビジネスの可能性

ここ最近の記録的な猛暑。梅雨時に各地を襲った豪雨。秋にかけてやってくるであろう超大型台風。さらには、新型コロナウイルスによるパンデミックは、日本だけではなく、世界中の経済活動を止めてしまいました。あらゆる分野の生産、製造、物流、小売りなどに大きな影響を与えています。

そんな中、2020年4月末の時点で、登録ユーザーは10万人を超え、5月にはスゴい勢いで14万人を越えたオンラインサービスが【ポケットマルシェ https://poke-m.com】です。1日あたりの新規登録者数は20倍以上、注文数は10倍以上の人気です。

ポケットマルシェ(ポケマル)は、農家・漁師さんが直接ネット上で旬の食材を出品・販売するオンラインマルシェ。野菜や果物、お魚などを直接産地から宅配・お取り寄せ。生産者と会話しながら、直売所感覚でお買い物を楽しめます。

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DIAMOND ONLINE の記事(https://diamond.jp/articles/-/238310)を見つけました。

僕たちは、札束を食べて生きていけない――ポケットマルシェCEO高橋博之氏・特別インタビュー【前編】

インタビューでは、このように語っています。

『ポケマルの場合、スマホで野菜や魚を注文し、購入したら終わりではなく、食べものが届いてからが始まりです。

初めて利用する消費者は、生産者と直接やりとりしながら生産者の想いにふれ、その世界観に魅了されていく。

「食」の本来の価値とは、単なる栄養補給ではなく、自分自身の「生」を充溢させ、食卓をともにすることで人と人との関係性をはぐくむことです。そこには生きる喜びや実感があふれています。』

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新型コロナウイルスの影響もあって、人と人がリアルで会えない中、オンラインでの人と人のつながりは、より濃密になる気がしています。

そういった中、モノの差別化を図るための鍵が【SDGs】です。

例えば、地域農家の手によって育てられた規格外(形が悪いなど)の野菜。これまでは捨てられていたモノを販売する(購入する)ことによってをフードロスを無くすことができます。

ひいては、そういった地球環境問題に積極的に取り組んでいる、野菜づくりに愛情を込めて頑張っている農家さんだというイメージアップにもつながります。

これまで、美味しい、新鮮、キレイ、ネームバリューがある…といったことがモノの価値だったかもしれませんが、今は「サスティナビリティ」をはじめ、社会課題にどう向き合っているのか、といった側面から、モノの価値が評価される時代になってきています。

つまり、スモールビジネスから生まれた地域の特産品も、新しい価値(SDGs)を付加することによって、大手ブランドが売り出すヒット商品に負けないような高い価値で販売できる(=生活者に支持していただける)可能性がある、ということ。

世界経済フォーラムの試算によると、SDGsが達成できると全世界で約3億8000万人の雇用が生まれるとみているそうです。

モノが溢れ、売れ残り、常に新商品が並ぶ「レッドオーシャン」の市場の中で、新しい需要を生み出し、新しい市場を切り開くことができれば、そこには「ブルーオーシャン」が広がっているかもしれません。