しあわせマックス!ブランディングユニット「wrife」の活動を発信していきます。

SDGs 01 SDGsとは

新型コロナウイルスの影響によって、社会環境が一変したことで、生活者の価値観も大きく変化した(していくだろう)と言われています。

そして、その意識の変化は、必然的に「モノを買う」という行動の変化にもつながり、ひいては企業経営や商品・サービスの事業計画の見直しにもつながっていきます。

いろいろな価値観の変化はありますが、中でもいちばん大きな点として…

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自分にとって、社会にとって、それは本当に必要か。(←本質を疑う)

※満員電車に乗る必要って、会社に行く必要って、本当にあるのか?みたいな価値観です。

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これまで「モノ」の競合商品は「モノ」であるケースがほとんどでした。しかし、結果、類似商品が溢れ、差別化が難しくなり、生活者はブランドに興味をなくし、企業側は利益を上げることが困難になってきています。

そんな状況の中で、新型コロナウイルスの働き方改革・生き方改革が後押しとなり、たぶん「良い商品を安く手に入ること」だけでは商品を購入しない生活者が増えていくと考えられています。

●企業が社会の課題にどう向き合っているのか

●地球環境の保全のためにどんな活動をしているのか

その観点(基準)で商品を選ぶ人が増えていくと言われています。

今までの【購入する】という考え方は、これから【応援する】に近い意味合いになってくるのではないでしょうか。

こういった生活者が増えていけば、お客様の賛同が得られるかどうかが重要になり、そのための具体的な戦略と情報発信も重要になってきます。

そして、これまでのように自社の強みを整理して【どう競合商品に勝つか:自社発想】といった考え方だけではなく【どう社会に貢献するか:世の中発想】で戦略を練る、といった視点での事業戦略・計画も必要になってきます。

そこで、まずは【応援する】ための基準となってくるであろう【SDGs】について調べてみました。

ちなみに、【SDGs】は、2030年までの達成を目指していますが、今年は2020年。そのタイムリミットはもう10年を切っています。もう待ったなし!な状況なのです。

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2015年9月にニューヨーク国連本部で開催された「国連持続可能な開発サミット」。

そこで193の国連加盟国が合意して採択された文章「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の前文には、このように記されています。

「このアジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画である。これはまた、より大きな自由における普遍的な平和の強化を追求するものでもある。我々は、極端な貧困を含む、あらゆる形態と側面の貧困を撲滅することが最大の地球規模の課題であり、持続可能な開発のための不可欠な必要条件であると認識する。」

これらの理念を土台としてまとめられたのが【SDGs(Sustainable Development Goals)=持続可能な開発目標】です。

人間の経済活動を優先してきた結果、人類の生活の伴う大量生産・大量消費・大量廃棄のサイクルが、地球上の生態系と種の多様性を破壊し、地球温暖化問題などのさまざまな問題を引き起こしています。その世界共通の課題を解決するために、先進国をはじめ、発展途上国も含めて、すべての国と人類が取り組むべき目標とすべき17のゴールが記載しているのが【SDGs】なのです。

下記に17のゴールをまとめておきます。

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【1】貧困をなくそう/社会的弱者も活躍できる労働環境の整備に取り組もう。

【2】飢餓をゼロ/飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善、さらには持続可能な農業生産システムをつくろう。

【3】すべての人に健康と福祉を/あらゆる年齢の人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する。

【4】質の高い教育をみんなに/すべての人々に質の高い教育を提供し、生涯学習の機会も増やそう。

【5】ジェンダー平等を実現しよう/ジェンダーの平等を実現し、すべての女性と女児が活躍できる世界をつくろう。

【6】安全な水とトイレを世界中に/世界規模の水不足に対して、すべての人に水とトイレを確保し、さらに節水・浄化(水質改善)に取り組もう。

【7】エネルギーをみんなに そしてクリーンに/再生可能エネルギーを活かして、すべての人々に安く、地球にもやさしいエネルギーを使おう。

【8】働きがいも経済成長も/生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)に取り組もう。

【9】産業と技術革新の基盤をつくろう/これまでの交通・通信インフラなどを見直し、整備して、持続可能な産業化を後押ししよう。

【10】人や国の不平等をなくそう/経済格差をなくすために、地産地消に取り組む企業や生産者を応援しよう。

【11】住み続けられるまちづくりを/人口減少や高齢化が進む地方においても、安心して住める持続可能な町をつくろう。

【12】つくる責任 つかう責任/リサイクル技術などを活かして、循環型の経済を実現しよう。

【13】気候変動に具体的な対策を/省エネ・省エネ技術で気候変動とその影響に立ち向かおう。

【14】海の豊かさを守ろう/脱プラスチックを実現して、海洋と海洋資源を守り、持続可能な漁業を生み出そう。

【15】陸の豊かさも守ろう/陸上生態系の保護や森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、農地の消失などを阻止しよう。

【16】平和と公正をすべての人に/複雑化・多様化した社会において、誰もが公平かつ公正で平和に暮らせる制度を構築しよう。

【17】パートナーシップで目標を達成しよう/グローバルもローカルも、みんなで協力して問題解決を目指そう。

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次回は、その新しい市場についてブログを書かせていただきます。