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ワーケーションの可能性【3】

前回、ワーケーションは大きく2種類に分類できるのではないか、というブログを書き、

【1】企業による合宿的ワーケーションの可能性について触れました。

今回は【2】フリーランスによる趣味的ワーケーションの可能性について書いてみようと思います。

少し話は変わりますが、2020年12月、神楽坂に完全個室サウナ「ソロサウナTUNE」がオープンしました。約半年が経過した今でも、予約がほぼ埋まっているような状態が続いています。すごく人気、です。

このような「おひとり様御用達」の店舗や施設が、2021年以降、ますます増えていくと考えられています。

また、プライベートだけではなく、仕事の面においても、都心の駅などで見かける「テレワークボックス」などが増えているように感じます。

▼CocoDesk

https://www.fujifilm.com/fb/solution/menu/cocodesk

▼テレキューブ

https://telecube.jp/

こういったボックスが増えている背景には、共働きの夫婦が在宅勤務になった場合、家族でいる時間が急増してしまい、その反動で「ひとりの時間が欲しい」というニーズが高まっているとも考えられます。

現在、第三回目の緊急事態宣言が発出されている真っ最中です。会社や業務の内容でどうしても出社しないといけない方々も多いとは思いますが、「家では集中できないから」などという理由で出社している人も多少なりとも存在するのではないでしょうか。

一般的な「ワーケーション」のイメージとしては、【家族みんなで…】【リゾートで…】【南国で…】【温泉町で…】という印象が多少なりともありますが、こういった「おひとり様ニーズ」がこれから増えるのであれば、【おひとりワーケーション】のニーズもあると考えています。

また、ワーケーションがしやすい仕事の業務内容として、大企業の社員さんよりは、比較的、場所を選ばずに仕事ができるフリーランスのような方が適しているように思います。

(実際に、カフェで仕事しているフリーランスの方は多いですよね)

そして、ここ最近、フリーランスの人々が増えているのも事実です。

人材仲介のランサーズがまとめた調査では、自由業者などの国内のフリーランス人口が、約1670万人になったとのこと。1年間でなんと57%も増加し、中でも新型コロナウイルス禍による失業の増加や雇用不安の高まりで、インターネット経由で単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」になった人が多いようです。

また、厚生労働省によれば、コロナ禍の影響で解雇や雇い止めとなった人(見込み含む)は9万8千人以上になるそうです。特に女性やパートなどの非正規雇用の方々が多く、フリーランスという働き方はその受け皿になっている側面もあるようです。

一方で、海外では日本以上にフリーランスが一般的。米アップワークの調べでは2020年の米国内のフリーランス人口は、約5900万人と日本の4倍。全就業者に占める比率も4割に迫るそうです。

こういった方定式を確立することができれば、何か新しいワーケーションの形を作る事はできるかもしれません。

(続く)