環境や社会の問題解決につながる商品を選んで購入するエシカル(倫理的)消費。
中でも「エシカルフード」は、これまで一部の意識の高い消費者向けに販売されていましたが、いま最も購入頻度が高い食品や外食で商品化の動きが進んでいます。
新型コロナウィルスの影響もあり、今後は競合メーカーとの差別化を明確にするために定着し、さらには「機能性食品」のように流行る可能性もあるのではないかと考えています。
例えば、肉の代わりに大豆タンパクを使った植物肉。
通常の肉に比べて生産に要するエネルギーや温暖化ガスの排出量が大幅に少なく、家畜の生命を奪うこともなく、脂質やカロリーが比較的低いので、欧米の菜食主義者を中心に浸透しているそうです。日本でも、丸大食品・伊藤ハム・日本ハム・プリマハムの大手4社すべてが植物肉を手がけています。
その他にも、メルシャンのオーガニックワインは順調に販売数量を伸ばしているそうです。
そのような状況の中、前島食品では以前から下記のような点が課題となっていました。
【1】昆布の漁獲量が減っていること
【2】製造工程における食品ロス対策が求められていること
【3】ご家庭における食品ロスを減らす取り組みが必要なこと
新型コロナウィルスの影響で自宅での時間が増え、調理する機会が増えた今、世の中の動きや家族で囲む食卓のニーズなどを前島食品の担当者様とディスカッションしていく中で生まれたプロジェクトが「UMAMI & UMAI! エシカルプロジェクト」です。
【1】【2】【3】それぞれの課題となっている「点」を「線」でつなぎ、地球も生活者も企業もハッピーになれる取り組みです。
http://www.tabetaro.co.jp/activity/ethical-project.php
大手食品メーカーがこぞってエシカル消費に注目する理由として、背景にESG(環境・社会・企業統治)投資の浸透があると言われています。そして、大手企業が推す進めることによって、中小企業にとっても同様に推し進めなくてはいけない課題になってきています。
中小企業の中でいち早くこういったプロジェクトを立ち上げ、推し進め、社内外で少しずつ浸透させることで、大きなムーブメントを生み出していきたい。
引き続き、この「UMAMI & UMAI! エシカルプロジェクト」の推進力になれるように、日々、新しい知識をアップデートしながらご提案させていただこうと思います。
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CL:前島食品株式会社
CD:Masanori Yamamoto(wrife)
C:Masanori Yamamoto(wrife)
WD・I:Akiko Miyahara(I’II Design)
COD:Ui Matsushita(STAIRS)
企画制作:ライトブランディング株式会社
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