

「AIの普及でなくなる仕事がある」
誰もがどこかで一度は見聞きしたことがあると思います。
そして、数年前、AIが話題になる前から「絶滅危惧種」になりつつあり、AIによってなくなる仕事例としてよく登場するのが「ライター」です。
ある一部の職業がなくなる、仕事がなくなる。
かれこれ10年以上も前から研究されていたようなので、ときどき世間を騒がすフェイクニュースなどの類いではないのでしょう…。これが現実…。
2015年、オックスフォード大学と野村総研の共同研究により「10〜20年以内に日本の労働人口の49%の仕事がAIの導入によってなくなる可能性がある」と示されました。
▼参考:日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に
https://www.nri.com/content/900037164.pdf
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かく言う私も、実はChatGPTを用いたAIライティングツールを愛用していますが、文章の自動生成やリライト、校正、SEOキーワードの提案などがほんの数秒で完成。
広報のプレスリリース、SNSでの投稿内容、Blog記事などをAIで作成している…という話もよく聞きます。
コピーライターという肩書きのくせに、コピーを書いていないとは何事だ!怒
自分自身、そう思います。
とはいえ、ベースとなる文章を書いて、リライトしたり、書き直したりしているのは自分なので、僕自身【AI=補助ツール】レベルにしか考えていませんでした。
あと、AI系のアプリ?ツール?が多すぎる!!
企画書作成はコレ、ライティングはコレ、画像生成はコレ、動画はコレ。ChatGPT、ジェミニ、コパイロット、あれやこれや…。
数が多すぎて、よく分からない。
どうせ淘汰されるだろうから、使うべき推奨AIが残ってから活用すれば良いか。
そんな言い訳を自分にしながら、目の前の業務に忙殺され、見て見ぬふりをしていた2024年後半…。
そんな僕の危機感に火を付けたのが、こちらの記事です。(2023年5月の記事でしたが…)
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▼ChatGPTで広告会社の組織激変、サイバーでは30人以上いたディレクターがゼロに
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02466/052600002/
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(以下抜粋)
サイバーエージェントが独自開発した広告制作支援AIシステムである極予測AIの基本機能は、文字通り広告効果の予測だ。バナー広告の内容について、商品の素材やキャッチコピー、人物、背景といった構成要素ごとに広告効果を予測。
「勝てる広告クリエーティブを選んでデザイナーに提案する」
広告を届けたい消費者層の属性や商材の情報、広告の特性などを管理画面で指定すると、システムが生成AIへのプロンプト(命令文)へと変換。いくつかのキャッチコピー文案を自動生成する。
人間のデザイナーはAIによる予測結果やキャッチコピー文案を基に、広告クリエーティブをつくり上げる役割を担う。
AIの予測結果を加味して新しいデザインの画像を作成。キャッチコピーをはじめとする素材を組み合わせて、最終的な広告クリエーティブを決める。生成AIを有能な補助として、制作の主導権を握るのはあくまでデザイナーという位置付けだ。
サイバーエージェントで制作に携わる職種のうち、広告クリエーティブの出来栄えを判断するディレクター職はかつて30~40人いたが、現在はゼロになっている。極予測AIの予測機能が同職の役割を代替したからだ。
ディレクター職だった人材は営業職など他の職種に転向したり、同社を退社したりしたという。キャッチコピーをつくるコピーライター職も、いずれは不要になる可能性がある。
一方、画像の作成やクリエーティブの最終決定を担うデザイナー職は3年で4倍近くに増え、現在は300人だ。制作する広告クリエーティブの増加もあって、全体の人件費はむしろ少し増えているという。
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読後感「あぁ、終わったな…」
僕の場合は、そうではなく…
「本当にそうなのか?!」と懐疑的に感じました。
いや、単純に信じたくなかっただけかもしれません。
コピーライターという肩書きを名刺に印刷してから、もう20数年。
僕は広告クリエイターの【徒弟制度 最後の世代】だと思っていて、キャッチフレーズ100本ノック、アイデアフラッシュ100本ノックもしたし、徹夜もよくしたし、休日出勤はフツーだったし、胸を張って「コピーライターです」と言えるまで何年もかかりました。
いずれ会社が潰れる…なんて考えたくない!!
そこで、昨年から宣伝会議のオンライン講座などを通じて勉強を始めました。
また、とある人のお誘いでこちらにも入会してみようと考えています。
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次回以降の記事でアップしますが、現段階ではこう確信しています。
【AIはこれまでの作業を丸投げできる補助ツール】
=今までと同じヒト視点の業務フローの一部を代替・補助する。
コトの本質は(大切なのは)ココではなく、
【AIを効果的に活用するために仕事の流れそのものが変わる】
=ヒトではなくAI視点の業務フローに大幅に変えてフル活用する。
「仕事がなくなる」的な話にフォーカスしていましたが、そうじゃない!と…。
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例えば、マーケティング分析のお話。
これまでと同じように、適度に収集したデータをAIにぶちこめば、分析が数分でできるでしょう。
しかし、マーケターに依頼すれば、マーケター自身のノウハウや知見・経験を踏まえて、多少頼りないデータだったとしても精度が高くなるように分析してくれていたはずです。
もっと精度の高いマーケティング分析をしたいのなら【データ収集項目や方法】から見直していかないと、せっかくAIを導入しているのに正確性に欠いてしまいます。
マーケティングでもクリエイティブでもコンサルティングでも、たぶん同じ。
AIは【代替・補助】の側面だけに気を取られたらダメだ!
あーだこーだ、自分に言い訳している場合じゃないぞっ!
そんなこんなを思いまして、広告制作プロダクションとして10年を迎える節目の年に、AI Creativeという、個人的にはちょっと苦手な大海原に足を踏み入れることにしたのでした…。
次回はマーケティングに関する事例を少しピックアップしようと思います。
よろしくお願いいたします。