本日2024年4月1日、ライトブランディング株式会社は9周年を迎えることができました。
日頃からお世話になっているクライアントの皆さま、ご協力いただいているパートナー様、
応援してくれる友人のみんなにこころから感謝申し上げます。ありがとうございます。
創業から10年の間に9割近くの会社が廃業する、といわれる節目の年に、
あと1年と迫る昨年は、コロナ前の日常をようやく取り戻すことができた一年でした。
3年間にわたった新型コロナウイルスの有事を通して「気づいたこと」「学んだこと」「変えたこと」を、
コロナ後にどう活かしていくか、
創業10周年に向けてクリエイターユニット“wrife”をどのようにバージョンアップしていくのか、
を考える、材料集めのような1年になりました。
コロナ前は、あまり手広く活動するのではなく、自社のリソースを集中させて業務に取り組んでいましたが、
そういった制限を外し、自分が誰かの役に立つのならば…と、
とにかく動き、人に会い、プロジェクトに取り組み、そこで気づいたことが多々あります。
一方、広告ビジネス全体に目を向けると「2030年の広告ビジネス デジタル化の次に来るビジネスモデルの大転換」横山 隆治さん/榮枝 洋文さん(著)には、このようなことが書かれています。
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2030年まで続くトレンドになると思われる事象として、次の7つがあります。
(1)「マーケティング支援」から「事業支援」へ
(2)日本ローカルのデジタル化vs.グローバルデジタル
(3)広告クリエイティブのAI化が本格始動
(4)エージェンシーとSlerとの連携協業が始動
(5)SNS起点のコミュニケーションプランニングはCMクリエイティブにまで到達
(6)マーケティングコンサルVS.ITコンサルの攻防激化
(7)YouTuberビジネスの終焉とコンテンツの見直し〜テレビ番組の凋落は続く〜
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現業の再構築が求められる中、弊社は創業から「広告制作プロダクション」と名乗っていて、
グラフィックはもちろん、Web制作・動画制作などにも携わっています。
しかしながら、Webプロダクションでも動画制作プロダクションでもありませんし、
コンサルファーム、クリエイティブエージェンシーというのとはだいぶん違います。
メディアが絡む、いわゆる「広告」の仕事は多くはありませんし、
だからといって日々デザイン・ブランディングだけをやっているわけでもありません。
(ブランディングの解釈もいろんな人がいて戸惑います)
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ビジネスモデルの大転換において、自分たちは何者なのか。
そう考えた末に
“クリエイティブ・テクノロジーの視点から
プロジェクトを支援し、一緒に育む会社”として
「プロジェクト・コミュニケーション」にフォーカスしながら、
2024年はさまざまな事業に携わっていこうと考えています。
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また(あくまで私見として)特定の誰かだけがトクするようなプロジェクトは、
それはプロジェクトと言えないのではないかと思っています。
プロジェクトメンバーはもちろん、間接的にお手伝いする方、それに共感するファン、
そこに住む地域の人々が幸せになってこそ、社会のために役立つプロジェクトです。
「それっぽいプロジェクト」は、一時的にすごく盛り上がったとしても、
持続させていくのはとても難しい…。経年に弱いのです。
コロナ前、コロナ禍、コロナ後、状況は変わっても、変わらずに大切なこと。
弊社のコンセプトである「幸せマックス」を通して、人と人をつないでいく、という本質は変わってはいけませんし、せっかくコロナで気づいたことを、コロナ後に忘れて過去に戻ってしまっては成長したことにはなりません。
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今年は2023年とは方向を少し変えて、改めて、誰と何をするかを厳選し、
創業10周年に向けて、初心を忘れずに、アクティブに動いて行こうと考えています。
最後になりましたが、改めて、お仕事をご一緒させていただいている皆さま、
協力スタッフの皆さま、応援してくれる友人の皆さま、
これからもライトブランディング株式会社をよろしくお願いします。